「カードローンの返済が苦しい。」「カードローンを数件借りていて新しカードローン審査に通らない。」という方にカードローンを返済するコツを紹介していきます。今回は「できるだけ低金利のカードローンに借り換えすべき」について解説します。
借り換えは何もしなくても返済額が減る方法
カードローンの借り換えとは?
カードローンの借り換えとは、カードローンA社からカードローンB社に債務(借金)を移行すること
を言います。
どうやって借り換えをするのかと言うと・・・
カードローンA社に100万円の借入残高がある場合
- カードローンB社に「限度額100万円」かつ「借り換え目的」で申込み
- カードローンB社の審査が通貨
- カードローンB社から100万円を借りる
- カードローンA社に100万円を返済して完済する
これで結果として
- カードローンA社:借入残高100万円 → カードローンB社:借入残高100万円
に借金が移行したことになります。これがカードローンの借り換えです。
借り換えをするメリットとは?
同じ金利のカードローンに借り換えても意味はありません。
あくまでも、金利が高いカードローンから金利が低いカードローンに借り換えることで利息が減額することを意図しするのがカードローンの借り換えです。
実際に試算してみます。
ケース1:1%低金利のカードローンへ借り換え
残高:100万円
借入中のカードローン:金利15%
借入後のカードローン:金利14%
返済期間:36カ月(3年)
借り換え効果
毎月の返済額:34,665円 → 34,177円 : -488円
総返済額:1,247,940円 → 1,230,372円 : -17,568円
ケース2:3%低金利のカードローンへ借り換え
残高:100万円
借入中のカードローン:金利15%
借入後のカードローン:金利12%
返済期間:36カ月(3年)
借り換え効果
毎月の返済額:34,665円 → 33,214円 : -1,451円
総返済額:1,247,940円 → 1,195,704円 : -52,236円
ケース3:5%低金利のカードローンへ借り換え
残高:100万円
借入中のカードローン:金利15%
借入後のカードローン:金利10%
返済期間:36カ月(3年)
借り換え効果
毎月の返済額:34,665円 → 32,267円 : -2,398円
総返済額:1,247,940円 → 1,161,612円 : -86,328円
ケース4:残高200万円で3%低金利のカードローンへ借り換え
残高:200万円
借入中のカードローン:金利15%
借入後のカードローン:金利12%
返済期間:36カ月(3年)
借り換え効果
毎月の返済額:69,330円 → 66,428円 : -2,902円
総返済額:2,495,880円 → 2,391,408円 : -104,472円
カードローンの借り換えでは、借り換え先のカードローンの審査さえクリアできれば、お金をかけることなく数万円分の利息が軽減できるということです。
カードローン返済の方法
- 借入中のカードローンよりも上限金利が低金利のカードローンを見つける
- 借り換え予定のカードローンに申込む(※借り換え目的であることを伝える)
- 審査通過
- 借り換え先のカードローンから現在借入中のカードローンの残高分を借りる
- 現在借入中のカードローンを完済する
- 借り換え完了
カードローン返済の効果
借り換えによる利息軽減効果
100万円の残高で金利が1%低金利のカードローンへの借り換え:-17,568円
100万円の残高で金利が3%低金利のカードローンへの借り換え:-52,236円
100万円の残高で金利が5%低金利のカードローンへの借り換え:-86,328円
カードローン返済を実行する上での注意点
借り換え先のカードローンの申込み時に「借り換え目的」と伝える必要がある
「借り換え目的」の場合は
カードローンA社からカードローンB社に債務が移行するだけなので借金総額は変わりません。
しかし、「借り換え目的」と借り換え予定のカードローンB社に伝えていないと・・・
カードローンB社からは「現在借入中のカードローンにプラスして新しく借り入れをしたいのだ。」と把握されてしまいます。借金が2倍になるものだとして審査されてしまうのです。
当然、これでは審査はかなり厳しくなります。
「借金総額は今までと変わりませんよ。」ということを伝えたうえで、審査をしてもらう必要があるので申込フォームに「資金使途」がある場合には「借り換え」を選択する必要があるのです。
申込フォームに選択肢がない場合は、備考欄に書くか、直接コールセンターに伝えると良いでしょう。
カードローン返済を実行するべき人
借り換えは返済額の軽減、利息の軽減にかなり有効な方法です。
現在借入中のカードローンの金利が利息制限法の上限金利に近い場合は、借り換えを検討することをおすすめします。
利息制限法
- 元本が100,000円未満の場合 年率:20%
- 元本が100,000円以上1,000,000円未満の場合 年率:18%
- 元本が1,000,000円以上の場合 年率:15%
まとめ
カードローンの借り換えはコストをかけずにできる節約方法と言えます。毎月の返済額が軽減できれば、返済負担も軽くなるはずです。
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