mushimegane128_128カードローン審査では、過去の膨大な貸し付けデータから点数をつけるスコアリングシステムが採用されています。スコアリングシステムというのは、過去の膨大な貸し付けデータから貸し倒れリスクを予測するものですので、人間が考えるものとは違った法則を導くケースがあります。今回はそのような意外なカードローン審査の法則をいくつか紹介します。

スコアリングシステムとは

スコアリングシステムによる審査というのは

年齢、結婚の有無、家族構成、勤務先起業の規模、役職、勤続年数、業種、年収・・・

申込んだ人を上記のような属性というカテゴリに分けて分類します。その分類の過去の貸し倒れ率を元に、申込んだ人の貸し倒れ率を予測するものです。

貸し倒れ率は例えば、20%、つまり「100人に貸して20人が貸し倒れする」というものであれば、金利20%で貸しても金融機関は元が取れません。審査は通らないということになります。

逆に貸し倒れ率5%、つまり「100人に貸して5人が貸し倒れする」というものであれば、金利15%で貸しても金融機関は10%の利益が取れます。審査は通ることになるのです。

スコアリングシステムは天気予報のようなもので、過去の膨大なデータから、その人の貸し倒れ率を予測し、「審査に通すか?」「限度額をいくらにするか?」が自動的に計算されるものなのです。

機械が導くものなので、次に挙げるような意外な法則というのも色々と出てくるのです。

20代の若者は信用できる

「若者は信頼できないのでは?」
「40代、50代と年齢を重ねている人の方が信用できるのでは?」

と思ってしまいますが、実際は20代の若者の方が貸し倒れ率が低くなります。

理由としては

  • 若者の方が素直でずるがしこくない
  • 会社を辞めてもすぐに職が見つかる
  • 40代、50代の方が開き直って返さないケースがある
  • 40代、50代で会社が倒産したり、リストラにあると、次が見つからない

というものが想定されます。同じ金額を貸すなら20代の若者の方が良いという結果になるのです。

カードローン会社はCMにAKBのタレントを起用するなど、20代、30代をターゲットにしていることも明らかなのです。

同居家族が4人以上いる人は信用できる

「同居家族の数がなぜ、信用に関係しているのか?」と思ってしまいますが、同居家族は多ければ多いほど貸し倒れ率が低くなるのです。

理由としては

4人以上の同居家族がいる場合

  • コミュニティの中で社会性が身につく
  • コミュニティの中で相手を尊重する
  • コミュニティの中で約束を守る
  • コミュニティの中でルールを守る

という家族というコミュニティであっても、人数が多いほど、社会性がみについてお金は返すというルールも守ってくれるのです。

独身の方よりも、貸し倒れ率が低いという結果が出ているのです。

勤続年数が半年未満の人は失業する人が多い

これは一番イメージしやすいものです。

20代ならいざ知らず

  • 30代で勤続年数が半年未満でかつお金に困っている
  • 40代で勤続年数が半年未満でかつお金に困っている

という場合には

  • 倒産寸前の会社しかとってくれなった
  • 採用が難しい零細企業しかとってくれなかった
  • 給料が安い、仕事がきつい企業しかとってくれなかった

というように採用が難しい会社しか採用してくれなかった可能性が高いのです。また、同じように会社の理不尽さに耐えかなえて退職してしまうケースも多く、転職を繰り返すケースも多くあります。

これらの場合は貸し倒れ率が高くなってしまうのです。だからこそ、カードローン審査では勤続年数が半年未満だと審査に落ちやすいのです。

妻との年齢差が小さいほど貸し倒れ率が低い

男性に融資をする場合に奥さんとの年齢差が大きいのは、ほとんどは女性が若いケースになります。

  • 男性が見栄を張ってお金に困っていることを言えない
  • 男性のプライドが邪魔をしてお金に困っていることを言えない
  • お金に困っていることが共有されず、高い家賃に住み、高い生活水準を維持してしまう

とよりお金に困ってしまうケースが多々あるのです。一方で、年齢差が小さい夫婦の場合は、お金を借りるにしても、状況を共有して生活水準を下げてでも、着実に返済してくれる可能性が高いのです。

中小企業に長く勤めている方は貸し倒れ率が低い

中小企業で長く勤めている場合には

  • 今さら辞めない
  • それなりの役職になっている
  • 企業側も手放したくない人材である
  • 我慢強い

というケースが多いのです。大企業で勤続年数が長くても、出世争いに敗れて足しよくするケースはそれなりにありますが、中小企業の場合は勤続年数が長ければある程度のポジションになっているケースが多いのです。貸し倒れ率が低くなります。

まとめ

  • 20代の若者は信用できる
  • 同居家族が4人以上いる人は信用できる
  • 勤続年数が半年未満の人は失業する人が多い
  • 妻との年齢差が小さいほど貸し倒れ率が低い
  • 中小企業に長く勤めている方は貸し倒れ率が低い

言われてみると「そうなのかもしれないな。」というものですが、これらは膨大な貸し付けデータから導き出された法則なのです。

今回は一部のスコアリング審査の法則を紹介しましたが、比較にならないほど多くの法則が存在し、随時最新データにアップデートされているのです。

金融機関からはこのように審査されているんだとイメージをつかんでもらえれば、多少はカードローン審査の仕組みが理解できるかと思います。