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カードローン審査では「年収に対する借入額の割合」もチェックされます。「年収に対する借入額の割合」とカードローン審査の関係はどうなっているのでしょうか?

借入総額が年収の3分の1を超えてくるとカードローン審査が通らない理由

まずは具体的な例を挙げてみると

年収300万円の方の場合 手取りで見ると月20万円ぐらいの収入になるかと思います。

年収300万円の3分の1である100万円を金利15%でカードローンで借りたとした場合に2年で完済しようとしたのであれば、毎月の返済額は48,486円という計算になります。

手取り20万円の中で家賃と生活費、交通費や通信費などを支払って、かつ5万円を返済に充てるというのは収入に対しての返済の割合がかなり大きくなっていることがわかるかと思います。

上記の計算では収入の25%がローン返済になる計算になりましたが、これ以上大きくなってくると返済が困難になり、返済のために借り入れをするような多重債務状態になってしまう可能性が高いのです。

だからこそ、カードローン審査では他社からの借入も含めた総返済額が収入に占める割合を厳密にチェックしているのです。

ご存じのとおり、金融庁が貸金業法で定めた消費者金融やクレジットカード会社がお金を貸す場合に「年収の3分の1までとする」総量規制という制度は、政府が決めた「これ以上貸すと多重債務になってしまう可能性が高い」ラインということなのです。

総量規制という制度があろうとなかろうと、基本的に年収の3分の1位以上の借入額になってくるとカードローン審査には通らないということなのです。

じゃあ、なんでわざわざ総量規制という制度を作ったの?

大手消費者金融であっても、総量規制が行われる前から年収の3分の1以上の借入に対しては審査が通らないケースも多かったのです。

しかし、一方で総量規制ができたタイミングでグレーゾーン金利も撤廃されましたが、それ以前は29.2%までの金利で貸すことができたので、貸し倒れリスクの許容範囲が今よりも広かったのは事実なのです。

極端に言えば、

「金利が29.2%の時代であれば100人に5人貸し倒れてもカードローン会社の利益が出たけれども、金利が18.0%になるのであれば100人に3人までしか許容できないから、年収に対する融資額の割合も厳格化せざるを得ない。」

というような判断になるのです。

総量規制というのは、グレーゾーン金利の撤廃とともに導入されたベースの基準なのです。とくに中小の消費者金融や闇金などが年収の半分以上の借入があっても、無理やり貸してしまうケースも多かったため、規制が導入されたのです。

借入総額が年収の3分の1を超えてカードローン審査が通らない場合の対策

銀行カードローンは総量規制対象がだけどれも・・・

借入総額が年収の3分の1を超えている場合の対策として、総量規制の対象外である銀行カードローンをすすめる方もいるようですが、これは間違った対策です。

消費者金融よりも、金利が低金利で審査が厳しい銀行カードローンは法律上は規制されていなくても、借入総額が年収の3分の1を超えている場合、カードローン審査に通さない可能性がタイからです。

借入希望額を減らして3分の1以内に収まるようにする

例えば

年収400万円 A社50万円 B社50万円 今回C社50万円で申込みをした場合には、合計が150万円で年収の3分の1である120万円を超えてしまっているため、総量規制の対象になり審査には通らなくなってしまうのです。

ここでC社の希望額を20万円に引き下げていれば、合計は120万円で年収の3分の1である120万円以内に納まるのです。この形で他のカードローンに申込んでみるのも一つの方法です。

借りるのを辞める!

元も子もないアドバイスになりますが、年収の3分の1以上の借入でカードローン審査に通らないということは、それ以上借りると返済不能に陥る可能性が高いということに他ならないのです。

まずは、「節約をする」「バイトをする」「残業を増やす」などやれるだけ、収入を増やして支出を減らす方法を探ることの方が無理やり審査を通そうとすることよりも重要です。

「借りなければどうにもならない」「借りられなければ他の借入の返済ができない」という方もいるかと思います。しかし、その場合には債務整理など別の方法を検討する良いタイミングだと考えると良いでしょう。

まとめ

カードローン審査では総量規制があるないにかかわらず年収の3分の1以上の借入額になってしまうと、返済不能になる可能性が高くなるとしてカードローン審査に通らない可能性が高くなるのです。

年収の3分の1というのは政府が決めた返済しつづけられるボーダーラインのようなものでもあるので、それ以上になる前に「収入を増やす」「支出を減らす」などの手をうつことをおすすめします。