カードローンの中には収入が0円の専業主婦でも利用できるカードローンがあります。では、専業主婦の利用可能なカードローンの審査というのはどうなっているのでしょうか?
専業主婦でもカードローンは利用できる
収入が0円の専業主婦の方でもカードローンの利用は可能です。
2010年に総量規制という制度が貸金業法で施行されたため、収入の3分の1までしかカードローンでは借りられなくなりました。
当然、収入が0円の方の3分の1は0円なので、本来は本人に収入がない専業主婦の場合はカードローンの利用はできないのですが、この貸金業法という法律は、貸金業を営む事業者向けの法律であり、消費者金融には適用されても、銀行には適用されないのです。
そのため、銀行カードローンで、かつ専業主婦の利用をOKにしている銀行であれば専業主婦でもカードローンの利用はできるのです。
これらのカードローンを利用するときに、夫、世帯主の収入証明などの提出、同意は必要ありません。
専業主婦が利用できるカードローン
カードローン名 | ランキング | 下限実質年率 | 上限実質年率 | 最大限度額 | 専業主婦借入 |
---|---|---|---|---|---|
東京スター銀行カードローン(スターカードローン) | 8位 | 4.50% | 14.60% | 500万円 | ○限度額不明 |
楽天銀行スーパーローン | 10位 | 1.90% | 14.50% | 800万円 | ○50万円まで |
セブン銀行カードローン | 16位 | 15.00% | 15.00% | 50万円 | ○ |
千葉銀行カードローン | 23位 | 1.70% | 14.80% | 800万円 | ○ |
横浜銀行カードローン | 24位 | 1.90% | 14.60% | 1000万円 | ○ |
専業主婦のカードローン審査基準
専業主婦のカードローン審査では、世帯主の収入証明などの提出や同意は必要ない為、世帯主の収入などは審査の要件には入ってきません。
働いていないため「事業歴」「年収」「勤務先の企業規模」「在籍確認」などの審査がありませんが、それ以外の項目は個人信用情報で審査される項目とほぼ同じです。
ただし、収入がない為借りられる限度額は他社も含めて全部で30万円~50万円までです。
- 他社借入件数 → 1社まで
- 他社借入金額 → 合計で30万~50万円まで
- 直近2年間の返済履歴 → 年2回以上で審査は通らない
- 過去の返済事故(異動) → あると審査は通らない
これに加えて、「資金使途」「住宅の居住年数」「住宅の所有状況」「家族構成」・・・などが審査されるのです。
返済遅延がなくて、カードローンの利用が初めてという専業主婦の方であれば、10万円~30万円程度の限度額で審査は通ることが多いのです。
夫(世帯主)の情報は本当に審査されないのか?
原則では個人信用情報というのは、申込みをした本人の情報しか保有していません。
個人信用情報には、家族の情報は掲載されていないのです。
しかし、注意が必要なのは個人信用情報を審査担当者が検索して調べる方法には、個人名で調べることもできますが、住所でも調べることができるのです。
住所で調べたうえで、同じ住所に同じ名字の方がいれば、ほぼ「これが旦那さんだな。」と推測することが可能なのです。
当然、同じ住所で同じ名字の方がいれば審査担当者はその方の個人信用情報もチェックします。
ここで返済遅延が多い、借入件数が多い、過去に返済事故があるということがわかれば、カードローン審査には通さない可能性が高まってしまうのです。
「グレーの場合は黒と判断する」のがカードローン審査なのです。
「夫が過去に返済事故を起こしていて借りられないから、代わりに妻である専業主婦の方がカードローンを利用してお金を借りよう。」としても、住所と名字でばれて審査に通らないことはありうるのです。
まとめ
専業主婦のカードローン審査は、通常の個人信用情報の審査と変わりません。
働いていないため「事業歴」「年収」「勤務先の企業規模」「在籍確認」などの審査がないだけと言って良いでしょう。
個人信用情報に問題がなければ、10万円~50万円の範囲内で審査は通る可能性が高いです。ただし、旦那の個人信用情報が調べられないわけではないことに注意が必要です。
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