「新規参入のカードローンは審査が通りやすい」というのは本当なのでしょうか?新規参入とカードローン審査の関係を解説します。
新規参入のカードローンが審査が通りやすい理由
1.審査ノウハウがない
新規参入のカードローンの場合は、審査ノウハウというものがない状態でサービスをスタートさせることになります。
銀行カードローンであれば、保証会社として消費者金融が入るため、消費者金融自体の審査ノウハウがあるから問題ないという考え方もありますが、カードローンを提供している銀行側の審査ノウハウはない状態からスタートするのです。
審査ノウハウというのは、カードローン会社にとって最重要機密情報なので、カードローン会社の中でも一部の部署の方しか正確な情報は知りません。つまり、競合から審査ノウハウ・審査基準が洩れるということもないのです。
審査基準の良し悪しで、カードローンの貸し倒れ率は大きく変動してくるため、審査ノウハウがカードローン会社の儲けを左右していると言っても、過言ではないのです。そのため、審査ノウハウはカードローン会社にとっての最重要機密なのです。
審査基準の大体の方向性というのは、どのカードローン会社も同じなのですが、細かいさじ加減が会社によって異なってくるのです。
新規参入して間もないカードローンの場合は、審査ノウハウは手薄で、審査ノウハウを確立するためにも属性別の貸し倒れ率などのデータが必要になるのです。そのデータを入手して審査ノウハウが確立するまでの間は、審査が通りやすくなる可能性があるのです。
2.貸し付け実績が必要
カードローンを展開するカードローン会社はほとんどが上場している、もしくは親会社が上場している大手企業です。
カードローン事業に乗り出すということになれば、会社の経営計画で対外的に発表され、目標件数なども公開されるのです。
新規参入であればあるほど、新規事業としての目標も高く積まれるケースが多く、審査が通りやすくなる可能性があるのです。
通常は、カードローンでどのくらいの利益が出たのか?というのは貸し倒れや返済状況があるので数年後まで見てみないとわかりませんが、申込み数・契約数(貸付数)というのははじめからわかるのです。
そのため、新規事業としてカードローンをはじめるとまず社内・社外から求められるのは目標の申込み数、契約数の達成ということになるのです。
貸し倒れ率はある程度度外視しても、この数字を達成しなければいけないという社内外からのプレッシャーがかかることになります。
華々しく新規参入を発表して広告宣伝を積極的に行っていたカードローンが3年後には広告宣伝を一切やらなくなった、審査基準を厳しくして審査に通らなくなったというケースが増えているのです。
3.後から参入するため競合よりも不利な状況
現段階でカードローンに参入しようとする場合には、既存のカードローンよりもサービスを良くしなければかなり不利な状況となります。
後発であればあるほど、顧客獲得には大きな広告宣伝費やサービス面での強みが必要になるのです。
- 金利が低金利
- 無利息サービスがある
- 融資までのスピードが早い
- 特典や優待がある
- ・・・
の中に「審査のハードルが他社よりも低い」というものも入ってくるのです。これも審査が通りやすくなる可能性につながるのです。
まとめ
新規参入のカードローンの場合
- 審査ノウハウがない
- 貸し付け実績が社内外から求められる
- 後発だから競合以上のサービスが必要
という状況になるため、審査に通りやすくなる可能性が高いのです。
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