カードローン会社には保証会社というものを使っている金融機関があります。ざっくり言えば銀行カードローンは多くの場合、この保証会社を使っているのです。
保証会社とは
銀行カードローンの保証会社は、カードローンの利用者の返済が一定期間以上滞ってしまった場合に
カードローン利用者の代わりに銀行へ残債を返済する役割
を持つ会社です。保証会社が利用者の代わりに銀行返済することを「代位弁済」と言います。
銀行カードローンを利用していた人の債権は、「代位弁済」と同時に保証会社に移行することになり、以後は保証会社から返済を請求されることになります。
保証会社は返済滞納時に代位弁済をするリスクを背負っている代わりに、銀行から保証料というお金をもらって事業を行っているのです。
何か月滞納したら代位弁済が発生するのかは、銀行と保証会社の契約によって違いますが、2ヶ月~3か月の滞納で代位弁済というケースが多いようです。
審査は保証会社が行っている
前述した通りで、カードローンの貸し倒れリスクというのは銀行ではなく、保証会社が背負っているのです。
銀行はカードローン利用者が返済をしてくれなくても、保証会社が支払ってくれるためリスクはありません。
リスクを負っているのは保証会社です。
銀行カードローンで貸し倒れリスクを低減させるために審査を行うものも保証会社なのです。
多くの人が勘違いしていますが、銀行カードローンに申込んだときに銀行はほとんど審査はしておらず、保証会社に情報を渡して審査をしてもらうだけなのです。
消費者金融が銀行の保証会社
実は、銀行カードローンは保証会社を使っているといいましたが、多くのケースで大手消費者金融が保証会社として入っていることが多いのです。
そもそも、大手消費者金融のキャッシングサービスが社会的な問題となり、イメージが悪くなっていたときに銀行という信頼性の高いところに代わりに売ってもらおうとして、はじまったのがカードローンです。
銀行カードローンというのは、大手消費者金融が提供するキャッシングサービスの低金利バージョンと言っても過言ではないのです。
銀行カードローンの審査に落ちたときに同じ保証会社の銀行カードローンに申込んでも審査は通らない!
審査は保証会社が行っているといいましたが、保証会社が同じ場合には別の銀行カードローンに申込んでも、審査結果は同じになってしまうのです。
審査基準が同じなので当然です。
例えば、アコムが保証会社として入っている銀行カードローンには
- セブン銀行カードローン
- じぶん銀行カードローン
- 三菱UFJ銀行カードローン
があります。
三菱UFJ銀行カードローンの審査に通らなかったから、セブン銀行カードローンに申込んでみたと言っても、結局アコムが審査しているので99%落ちてしまいます。
同じ保証会社の銀行カードローンでは同じ審査結果になってしまうのです。
ただし、アコムに申込んだらどうなるのか?というと必ずしも審査が落ちるわけではありません。銀行カードローンの場合は上限金利が低い為に、その分審査基準が厳しくなっているのです。
三菱UFJ銀行カードローンの審査に落ちて、同じ審査をするアコムに申込んだ場合には審査が通る可能性はあるのです。
他にも
SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)が保証会社として入っている銀行カードローンには
- 三井住友銀行カードローン
- ジャパンネット銀行カードローン
- 横浜銀行カードローン
がありますし
オリックス・クレジットが保証会社として入っている銀行カードローンには
- りそな銀行カードローン
- オリックス銀行カードローン
- 住信SBIネット銀行カードローン
があるのです。
銀行カードローン審査に落ちて、再度銀行カードローンに申込むときは保証会社が違う銀行カードローンを選ぶ必要がある
ということなのです。
まとめ
保証会社の役割と審査基準を理解して、少しでもカードローン審査通過の確率を増やしましょう。
カードローン口コミ