graphpie3128_128カードローンの審査では主に2つの視点から審査が行われます。

  1. 「属性」
  2. 「個人信用情報」

です。

どちらも重要度の高い審査項目ですが、今回は「属性」審査について解説します。

カードローン審査における「属性」とは?

「属性」とは

その人が所属しているグループのこと

を意味します。

「属性」を概念的に説明するのには例を挙げることがわかりやすいと思います。

例えば

「3人兄弟の長男」=「しっかりしている」
「A型」=「真面目」

というようなことが一般的に言われているかと思います。

「3人兄弟の長男」=「しっかりしている」というのは、弟の面倒を見なくてはいけない役回りになることが多いことが理由だと考えられますが

この「3人兄弟の長男」なら「しっかりしている」と考えることとカードローンの属性審査は同じような考え方なのです。

例えば

「公務員」=「カードローンの貸し倒れになる割合が少ない」

という実績データがあったとしたら

公務員の方とそうでない方を比較すると「属性」の審査では公務員の方が高い点数になるのです。

「属性」審査は過去の実績データを見て点数化される

カードローン会社は貸し倒れになる割合を抑えるために審査を行っているのです。

そのため、過去の実績データを見て、実際に貸し倒れが少なかったグループに対して高い点数をつけます。

  • 「公務員」=「カードローンの貸し倒れになる割合が少ない」
  • 「年齢が若い」=「カードローンの貸し倒れになる割合が少ない」
  • 「持ち家がある」=「カードローンの貸し倒れになる割合が少ない」
  • 「年収500万円以上」=「カードローンの貸し倒れになる割合が少ない」
  • ・・・

いろいろな角度から「属性」に応じて点数をつけていって、「属性」審査での総合点が決まってくるのです。点数をつけることをスコアリングと呼びます。

スコアリングの点数がそのカードローン会社の基準点を超えているかどうかで審査通過が決まる仕組みです。

過去の実績データは。カードローン会社によって違うため、「属性」審査も細かいところでカードローンによって差が出てくるのです。

残念ながらカードローン審査の情報は金融機関にとっての最高機密情報なので「何を審査しているのか」が公開されることはありませんが「体系的に何が評価されるのか?」の大きなくくりではわかっています。

下記ではカードローンの「属性」審査の審査項目を例を挙げて解説します。

カードローン「属性」審査項目と例

カードローン「年齢」審査

年齢は若ければ若い方が「属性」審査の点数が高い

カードローン会社は「長く使ってもらうこと」が一番利益が最大化できるのでうれしいのです。そのため、年齢は若ければ若い方がスコアリングのテンスは高くなるのです。また、貸し倒れという意味でも、若いうちは無理がききます。仮に会社が倒産して無職になったとしても、50代の方と比較すれば再就職も簡単です。だからこそ、カードローン審査では若い方が評価が高いのです。

年齢評価
20代
30代
40代
50代
60代×
70代×

「家族構成」

独身で家族と同居している方が「属性」審査の点数が高い

家族構成で重視されるのは収入に対して自由になる金額の割合や大きさです。独身で家族と同居している方であれば、家賃も必要ありませんし、自分一人の生活費であればたかが知れているのです。しかし、賃貸で3人の子供を養う5人家族の場合は、収入のほとんどは家賃や教育費、学費、生活費、食費などで消えてしまい、自由になる金額が少ないのです。自由になる金額が少なければ、貸し倒れのリスクが高まってしまうため、審査の点数が低いことになるのです。

家族構成評価
独身・家族同居
既婚・家族同居・子供無し
既婚・家族同居・子供有り
既婚・同居家族無し・子供無し
独身・同居家族無し

「電話番号」

固定電話と携帯電話がある方が「属性」審査の点数が高い

最近では固定電話をひかないで携帯電話だけで生活する人も増えてきています。しかし、カードローンの審査では固定電話があることも重要な審査項目になっています。固定電話というのは実際に住んでNTTなどと契約しなければなりません。つまり、住所証明の代わりになるのです。携帯電話だけでは実際に住んでいなくても、カードローンの契約ができてしまうからです。この場合は夜逃げなどのリスクが高まってしまうのです。固定電話と携帯電話は両方ある方の方が審査評価はプラスになります。

連絡先評価
自宅固定電話・携帯電話
自宅固定電話のみ
携帯電話のみ
無し×

「職種」

医師・弁護士・公務員は「属性」審査の点数が高い

カードローンで重要視されるのは「高年収」ではなく、「安定年収」です。医師や弁護士は高年収だから「属性」審査の点数が高いのではなく、病院や弁護士事務所を辞めても手に職があり転職に困らないから収入が安定していると考えられて「属性」審査の点数が高いのです。公務員も国がやっとているためつぶれることがありません。だからこそ「属性」審査の点数が高くなっているのです。逆にアルバイトやパート、派遣社員はいつクビになってしまうかわからない、収入が不安定な分点数が低くなってしまいます。

職種評価
医師、弁護士
公務員
正社員
自営業
派遣社員
アルバイト、パート
専業主婦×
学生×
無職×

「勤務先」

公務員は「属性」審査の点数が高い

公務員が「属性」審査の点数が高いのは前述したとおりです。また、サラリーマンの場合は経営の安定性が重要視され、勤務先企業が上場企業なのか?中小企業なのか?で大きく点数が変わってきます。中でも審査が厳しいのは自営業や個人事業主・会社経営者です。一見会社の経営者「社長」なんて羽振りがいいんではと思いがちですが、これは成功している一部の方だけで、資金繰りに苦しんでいる方も多いのです。また、一時的に収入が良くても、それが継続できる方はさらに少なく、収入が安定しているとは到底言えないのです。カードローンでは「安定性」が重視されるので自営業や個人事業主・会社経営者は点数が低くなるのです。

勤務先評価
公務員
上場企業
大手企業
中小企業
自営業
アルバイト
無職×

「健康保険証」

「健康保険証」は数少ない勤務先の証明書

「健康保険証」というのは、勤務先の証明書代わりに使えるのです。カードローンの申込み時に提出する本人確認書類が免許証であれば、どこに働いているのかは自己申告を信頼するか、在籍確認で確認するかしか方法はありませんが、保険証というのは明確な勤務先の証明書になります。

健康保険証の種類評価
共済保険(公務員)
組合保険(大手企業)
社会保険(中小企業)
国民健康保険(自営業・アルバイト)

「年収」

意外と重要性が薄い年収

お金を借りるサービスがカードローンというサービスであるため、「年収が多い方が審査が通りやすいんでしょ?」と考える方も多いのですが、それほど年収に重要度はありません。年収は一定額以上あればそれで十分なのです。それよりも、職種や勤務先、勤続年数などで判断できる「年収の安定性」の方が重視されるのです。

年収評価
400万円以上
200万円~400万円未満
200万円未満

「勤続年数」

勤続年数は重要度の高い審査項目

年収とは逆に軽視されがちですが、本当は重要度の高い審査項目が「勤続年数」です。10年働いている人であれば、気軽に会社を辞めたりする可能性は低いのですが、働いて半年という方の場合は、転職を繰り返す可能性があり、収入の安定性に疑問符がつくからです。最低でも半年は勤続年数がないとカードローンの診査は通りにくくなってしまいます。

勤続年数評価
10年以上
5年~10年未満
1年~5年未満
6ヶ月~1年未満
6ヶ月未満×

「居住年数」

居住年数も長い方が「属性」審査の点数が高い

勤続年数ほどではありませんが、居住年数も長い方の方が夜逃げなどのリスクもなく、長期的に返済してくれる可能性が高いと考えられています。持家であっても、賃貸であっても、長く住んでいるということはそれだけ継続して家賃なり住宅ローンなりを払い続けている証明でもあるのです。

住居形態評価
持ち家(自己名義)
持ち家(家族名義)
官舎・社宅
賃貸
公営住宅

「住居形態」

持ち家の方が「属性」審査の点数が高い

持ち家の場合は、住宅ローンがあるなしはありますが、基本的に家賃がありません。家賃がなければ返済に回せるお金が多いことになります。また、持ち家であればいざというときに売却してお金を作ることも可能になるのです。

住居形態評価
持ち家(自己名義)
持ち家(家族名義)
官舎・社宅
賃貸
公営住宅

「属性」審査の点数はあくまでも合計点で評価される

「属性」審査の点数はスコアリングシステムと呼ばれるシステムによって、顧客情報を入れれば自動的に採点されます。

その内容や合計点の基準によって審査の合否が決まってきます。

スコアリングシステムで算出した点数を元に、最終判断だけは人的に行っているカードローン会社がほとんどです。

総合点なので、一部がダメでも他の点数が高ければ審査が通るということになるのです。

例えば

勤続年数は3か月だけど、サラリーマンから公務員になったばかりという方の場合は勤続年数はマイナス評価ですが、職種の安定性はプラスの評価です。

どれがどのくらいの点数になるのかはカードローン会社によって違いますが、十分に審査通過の可能性があるのです。

「属性」審査の重要度と優先順位

「属性」審査では、どの項目でも同じウェイトで点数がつけられているわけではありません。

前述したように実績データから、点数のウェイトを決めるのが「属性」審査です。カードローン会社によっても、カードローンを申込む時期によっても違うのです。

大きな優先順位は下記のようになっています。

  1. 年齢
  2. 勤務年数
  3. 職種
  4. 勤務先規模
  5. 年収
  6. 居住年数
  7. 住居携帯
  8. 家族構成
  9. 電話の種類

まとめ

カードローン審査で審査が通らないと困っている方は、審査が通りやすいカードローンを探す前に「まずは何が審査されているのか?」「なぜ、カードローン審査に落ちたのか?」を理解することを優先すべきです。

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